三宅島の一日

海に映る朝日 誰ひとりいない三宅島の一日
道の野良猫が 目を光らせたら もう11時あたり
ご主人も老人も さみしさに 身を寄せる11時

雲に覆われたら 夜を思わせる三宅島の一日
ただようカモメが 潮風に消えたら もう5時を回るところ
お魚も群れながら 我が家へと 帰りだす5時だから

そびえる雄山は 静かに時が満ちるのを待つだけ
離れて暮らす 人々も時が満ちるのを待つだけ

海に映える今宵 誰ひとりいない三宅島の一日

解説

1999年9月22日〜9月23日作成。

伊豆諸島には三宅島という島がある。
三宅島の雄山という火山はとても活発に火山活動を繰り返していて、今までにも何度か激しい噴火が起こしている。ちょうどこの詞を書く数日前に雄山が噴火をして全島民が島外へ避難するという事態になっていた。
島民はいつになったら帰れるのか不安だろうな、なんて思いながら書いたことを覚えている。

好きな色は赤

青い空 青い海 青い鳥 青い君
好きな色は赤 赤なのに 全てが青 君まで青

白い雲 白い雪 白い花 白い君
好きな色は赤 赤なのに 全てが白 君まで白

嫌なもの 嫌なもの 嫌な人 嫌な人
好きな人は君 君なのに 全てが嫌 君まで嫌

好きなもの 好きなもの 好きな人 好きな人
嫌な人も君 君なのに 全てが嫌 君まで嫌

赤い空 赤い海 赤い鳥 青い君
好きな色は赤 赤なのに 君だけ青 君だけ青

解説

1999年8月15日〜8月16日作成。

井上陽水の歌に「愛は君」という曲があって。
相も変わらずそういうわけだ。


断絶

断絶

Amazon

バス・ストップ

恋を乗せたまま ミラーかたむけて 雨の街が窓ににじむ
交差点を右折 外の眺めにまかせて 夜はふける

二人きりのまま 声をたてないで 君の顔が窓に浮かぶ
交差点を左折 灯る明かりにまかせて 街へ滑る

すれ違う車は家路を急ぐ 雨にぬれて

降りていく 君の背中を なぜだか 呼び止めた
今夜 雨の夜は 君の家が 最終バス・ストップ

君を乗せたまま ミラーかたむけて 僕の顔が窓に映える
交差点はなく あせる気持ちにまかせて はるか遠く

すれ違う車は家路へ急ぐ 雨にぬれて

降りていく 君の背中を なぜだか 呼び止めた
今日は 君の家が 僕にとって 最後のバス・ストップ
今夜 君の平手が 火花を吹く 振れれる日はどうして いつも雨

解説

1999年8月2日〜8月6日作成。

痴漢はよくないぜっていう詞。
当時はこれを結構気に入っていてギター片手にふんふん歌っていた。
入りのメロディなんかはいまも覚えているほど。


久々にエントリ書いた気がする。
まあ最近はなかなか忙しい。転職したいなぁ。

となりの女と金と酒

別れたはずの女が となりの家に住んでる おかしな事だ
返したはずのお金で 別れたはずの女が 取引してる
飲めなはずのお酒を 返したはずのお金で 朝まで飲み暮れた

となりの女にお金とお酒 溺れるためには何がいる?
俺には何にも分からないけど それでも 世の中回ってる

振られたはずの女が となりの家に住んでる おかしな事だ
踊ったはずのダンスで 振られたはずの女と ベッドで過ごす
別れたはずの女と 振られたはずの女で 朝まで抱き暮れた

となりの女にお金とお酒 溺れるためには何がいる?
俺には何にも分からないけど それでも世の中回ってる


解説

1999年7月27日〜30日作成。

河島英五のあれ影響かな。題名的に。
特に聞き入ったという記憶もないのだが。
せっかくの影響なのにゴミ詞が出来て上がってしまって恐縮です。恐縮です!

深夜の街

夜風にさらわれて 月の明かりに照らされて歩く
夜風に流されて 街のネオンに照らされて歩く
そう 腕の中で 抱かれて 寝る 時間
まだ 遠い夢に 飲まれる この 時間

静かに奏でる 街からの 深夜の深いメロディ

夜風に触られて 陰のホタルに照らされて眠る
夜風にさらされて ヘッドライトに照らされて眠る
もう されるがまま 抱かれて 寝る 時間
まだ 長い夜に 飲まれる この 時間

静かに奏でる 街からの 深夜の深いメロディ


解説

1999年6月17日〜6月18日作成。

アングラな感じを出したかったんだと思う。
たいして頑張って書かずに作った詞。
解説できるほどの何かもない。

フード・シーズン

和食の店へ 足を運び 注文はひとつだけ
グラタン ラザニア ボンゴレと 和風サラダをひとつだけ

洋風の店へ 足を運び 注文はひとつだけ
肉まん シューマイ チャーハンと 麻婆豆腐をひとつだけ

もうすぐ 訪れる幸せに 水、一杯で手をつなぐ

ムダもなく 意味もなく 邪魔に飾られる チョコパフェ
訳もなく 味もなく 浅く誘われる パスタは
今日だけを 今夜だけを 君だけを 迷わせる

陽気な店へ 足を運び 注文はひとつだけ
カクテル テキーラ 焼酎と ジンジャエールをひとつだけ

今更 キャンセル頼んでは 水、一杯で手をあわす

恋もせず 何もなく 甘くからめたら フレンチ
はぎれよく 音もなく ゆるく輝いた フォークは
今だけを 今夜だけを 僕たちを 映しだす

ムダもなく 意味もなく 邪魔に飾られる チョコパフェ
訳もなく 味もなく 浅く誘われる パスタは
今日だけを 今夜だけを 君だけを 迷わせる

僕だけを 今夜だけを 君だけを 迷わせる ランチ・メニュー


解説

1999年6月9日〜6月14日作成。

井上陽水の曲に「お願いはひとつ」っていう名前の曲があってね、
それいいフレーズじゃないですかってことで書いた詞。またか。
最後にランチメニューとか書いてるけど、
当時は中学?高校?に通ってる身分で、ランチメニューが昼だけのメニューだってことを知らずに書いてたから十数年経った今になってなんともいえない気持ちになってる。
まあ、そんなに嫌いじゃない詞。

アメリカン・ショー

流れ出る飛ぶ感じの リズムとメロディー ライトとステージ
空回る行く感じの スローなカーブに Highなフォークボール
ささやいてあの感じの 不埒なブルース 弾けるサンバが

アメリカン・コーヒーにつられて 誘う アメリカン・ショー

あふれでる見る感じの いつかのキャンパス 描いたマニキュア
繰り返す消す感じの メイクのかけらを 彩るコルサージュ
振り向いてこの感じの 瞬く星屑 夜中のデートも

アメリカン・ナイズにつられて 誘う アメリカン・ショー

風に吹かれるがまま 波に揺られるがまま
夢見る子供たちが 夢見た海さえもが 呼んでいる


解説

1999年5月29日〜6月5日作成。

なんだろう。よく分からない詞。
賑やかで陽気な雰囲気を出したかったことを覚えている。
特に何かに影響を受けて書いた、というのはなかったと思う。