別れ

別れが近くなって 気付くことがある あの日の思い出と共に
明日を堺にして それぞれの道へ 一人で歩き出すだろう
今までしてこられた事 今まで我慢してた事 すべてが胸に募る

別れが訪れても 強がってみせて 涙をこらえる僕達
本当は素直にただ 心の奥から みんなで泣ければいいのに
今まで意地を張った事 今まで強がってきた事 すべてが涙に変わる

だから だからこそ みんなとの 別れがより辛く悲しくなっていく
これが ひとりずつ 旅立つ日 別れがよりもろく寂しくなっていく
言葉にも出来ないくらいの思いが胸に募っていく

別れが通りすぎて 気付くこともある 自分の気持ちと裏腹に
これほど好きな人に 好きだからという 勇気を持てない僕達
今からやっていける事 今から信じていく事 すべてが胸に残る

だから だからこそ みんなとの 別れがより重く侘びしくなっていく
まるで 物足りない 夢のよう 別れがより薄く遠ざかっていく
言葉にも出来ないくらいの思いが胸に募っていく

別れを忘れかけて 気付くことがある 笑い合って過ごした事
涙を流し合って 大人に近づき 最後に抱き合ってた事
今だから語り合える事 今だから思い出せる事 すべてが胸によみがえる

きっと 強い雨に濡らされたり 寒い風に飛ばされたり
きっと 暗い道でさまよったり 急な坂でつまづいたりするかもしれない

だから だからこそ みんなとの 別れがより苦く深くにごっていく
まるで 進めない 夢のよう 別れがより重く侘びしくなっていく
これが ひとりずつ 旅立つ日 別れがより辛く悲しくなっていく
言葉にも出来ないくらいの思いが胸に募っていく
みんなのこのままでいたい気持ちが思い出になっていく
思い出になっていく


解説

中学の卒業式の日に書いた詞。
今まで書いてきた詞は自分の気持ちを反映させたーとかそういうのはいっさいなくて、語呂合わせというかなんというかそんな感じで書いてた。
けど、これは真剣に書いたなー。
もうひとつ真面目に書いた詞が他にあってそれとこれのふたつが一番真剣に書いたと思う。
ただ悲しいかな。真面目に書いていてもふしぶしにおかしなところがあるのがなんとも。
連絡のとってない同級生たちは今ごろ何をしているんだろう。
ネット上で匿名ですれ違っていたりするんだろうか。